アナログ停波からちょうど100日経過

本日2011年11月1日で、2011年7月24日のアナログ停波からちょうど100日経過します。

下の記事を書いた当時、7月24日のアナログ停波はまず無理だと考えていました。

アナログ放送は断固として来年7月に停波すべきであるが。。。 - 関西アニメ番組情報(新番組・旧番組)

土壇場になれば総務省は必ず延期すると思ってましたから。
だが現実には何事もなくスムーズに停波されましたね。
私は強制停波というあまりにも呆れた国の政策に対して
暴動の一つでも起きると思っていたのですが、
それは結局ただの妄想でしかなかったです。

震災影響により延期した東北3県の停波は来年の3月31日ですが、
これも何事もなく施行されるでしょう。

ではなぜこんなにもスムーズに停波出来たのか?
この原因は主に4つと考えています。

(1)ケーブルテレビのデジアナ変換
ケーブルテレビに加入している世帯ならアナログテレビなのに、
地デジチューナー無くてもテレビ見れてるよという人がいると思います。
これはケーブルテレビ局がデジタル放送を
アナログ放送に変換して再送信しているためです(デジアナ変換)。
画面の右上に「デジアナ」と表示されている人はまさにそれです。
これは2015年3月まで継続されます。

ケーブルテレビの世帯数は約3000万なので、
このデジアナ変換によって助かった世帯数は相当と思われます。

総務省|掲載期間終了につき転送します。

(2)テレビの低価格化
テレビの価格はここ数年で下落し続けていましたが、
この1年でさらなる凄まじい値段の低下となりました。
32インチのテレビが5万円以下で買えるなんて、
一昔前までは思ってもみませんでしたね。
なので、テレビの買い換えに対する敷居が低くなったわけです。

(3)地デジ簡易チューナーの販売・配布
普通にスーパーの電気製品コーナーに3000円ぐらいの
地デジチューナーが売っています。
あと国の政策で生活保護世帯は、
地デジチューナーを無料でゲットできます。
(日本って生活保護世帯にホント優しいですよね)

(4)難視聴地域対策のBS
そして最後の裏技がこれです。
テレビを買う金はある。でも場所が難視聴地域で地デジ映りません、
BSなら映りますという家庭に対して、
登録制で東京の地上波放送をBSで見られるようにしました。
とりあえず地デジの環境整備するまでBSで勘弁してね、というわけです。
この難視聴BS放送はSD画質とはいえ、
東京のキー局の放送が見られるので結構魅力的だと思います。